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「愛工大テクノフェア2018」を開催

2018.11.19 イベント

 本学の研究ポテンシャルを一堂に集めて公開する「愛工大テクノフェア2018」が11月16日、八草キャンパスの1号館を主会場に繰り広げられました。

テクノフェアは産業界・地域社会との交流と産学官連携研究の推進を目的に、初回の2012年(名古屋電気学園100周年)から隔年で開催を続けています。4回目となった今年も、大学院2研究科、大学3学部7学科14専攻、総合技術研究所、3研究センターなどの研究から生まれた技術シーズをブース展示し、講演会やロボットミュージアム見学会などが行われました。

講演会は、1号館3階メディア視聴覚室で二つの特別講演があり、初めにオークマ株式会社代表取締役社長の花木義麿氏が「IoT時代におけるものづくり革新~第四次産業革命を支えるスマート工場の構築~」と題して講演しました。花木氏は、世界のものづくりの潮流を踏まえながら、究極の多品種少量生産を追求するオークマスマートファクトリーの構築について解説。「ものづくりに血道を上げる従来の在り方から、お客様の価値をどう高めるかを考える『ものづくり』から『ことづくり』の創出にこそ、日本ならではのものづくりの進化がある」と結びました。

続いて、本学経営学部長の石井成美教授が「経営戦略実現のためのIoT活用に向けて」と題して講演。IoT導入の目的は「ものをインターネットにつなげるだけでなく、『収集』したデータを『分析』し、将来を『予測』して『制御』すること」と述べ、IoTをビジネス成果に結びつけるための人材育成研修などについて話しました。

1号館303室では工学部、情報科学部の教授ら6人が技術シーズの話題を提供する講演があり、清家善之電気学科教授が「付加価値を向上させるスプレー製膜技術」、北出幸夫応用化学科教授が「次世代型核酸医薬の創製:マイクロRNAの化学装飾と創薬への展開」、山田章機械学科准教授が「生体医工学機器の研究開発」、岩月栄治土木工学科教授が「コンクリート構造物の劣化対策と維持管理技術」、瀬古繁喜建築学科教授が「建築分野における施工の情報化技術」、澤野弘明情報科学科准教授が「二重カプセル構造浮流型機体による下水管内映像撮影」と題して順次講演。企業関係者らが熱心に聴き入りました。

  • 講演するオークマ株式会社代表取締役社長の花木義麿氏
  • 多彩な技術シーズのブース展示
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