NEWS詳細

電気学科の清家教授と森教授が「The 12nd MIRAI」でExcellent Research Award

2019.08.30 受賞・表彰

 電気学科・電気電子材料研究室の清家善之教授と森竜雄教授が、8月2日に九州大学伊都キャンパスで開催された 国際会議「The 12nd MIRAI Conference on Microfabrication and Green Technology」でExcellent Research Awardを受賞しました。同会議では清家教授が「Fabrication and Characterization of Organic Thin Film Photovoltaic (OPV) Cell for Spray Coating」と題して発表を行いました。

 マイクロファブリケーションの分野で評価された本研究は、次世代の太陽電池として期待される有機薄膜太陽電池を、スプレーコーティングによるナノメートルオーダの超薄膜で実現しました。この有機薄膜太陽電池は、軽量でフレキシブルな(文房具の下敷きのような)太陽電池であるため、今までシリコン型の太陽電池では設置できなかったビルの窓ガラスや屋根、さらにはビニールハウスのようなものにも張り付けたりすることができます。

 清家教授は「今回の受賞は、研究室の歴代の学生の努力と培ってきた技術の賜物です。本研究は旭サナック株式会社との共同研究であり、このようなプロジェクト研究の機会を作っていただいた大学に感謝します。われわれの研究が、次世代の有機薄膜太陽電池やペロブスカイト太陽電池の実用化につながり、少しでも地球環境負荷を低減できるように取り組みを続けていきます」と話しています。

PAGE
TOP