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第3回工大サミット 国際社会で活躍できる理工系イノベーション人材の育成について議論

2019.12.12 TOPICS
  • 7工大の学長らによるパネルディスカッション
  • 発表を行う林万祐菜さん

 本学を含む日本の理工系7大学(愛知工業大学、大阪工業大学、芝浦工業大学、広島工業大学、福岡工業大学、東北工業大学、神奈川工科大学)による「第3回工大サミット」(後援:文部科学省)が11月30日、福岡県の福岡工業大学で開催されました。

 「工大サミット」は、工業立国を支える人材育成を使命として、ボーダレス化が進展する世の中でのイノベーションの創出、グローバルな環境で活躍できる人材育成を共通課題に、各大学の人的・物的資源の情報共有と、相互の連携・協力による理工系高等教育のさらなる活性化を目指して開催しています。

 3回目となる今回のサミットでは、理工系イノベーション人材に必要な学びは何か、そのために理工系大学が取り組むべきことをテーマに、パネルディスカッション、ワークショップを行いました。初めに、文部科学省高等教育専門教育の今田潤課長補佐が挨拶し、その後、7工大の学長によるパネルディスカッションが行われました。本学からは後藤泰之学長がIRの取り組みについて話をしたほか、工大サミットを通して、イノベーション人材育成に繋がる「グッドプラクティス(優れた取り組み)の共有」や「成長指標の策定」に期待したい、と述べました。各大学長からも独自の取り組みなどについての話があり、パネルディスカッション終了後は、グローバル教育や教育力の可視化などについて活発な情報・意見交換が行われました。

 続いて、3つのテーマに分かれワークショップが行われ、本学はテーマ2「iからはじめる理工学教育~IRを教育に活かす~」で、曽我部副学長が本学のIRデータの活用方法の報告を行いました。これらの報告に基づいて、参加者がグループに分かれてIRデータをどう教育に活かしていくのか議論が行われました。

 またテーマ3「工大グローバル人材育成~イノベーションは多様性から生まれる~」では、各大学の学生によるグローバル社会で活躍するための学修や体験などの発表があり、本学からは工学部応用化学科4年生 林万祐菜さんが国際会議に参加した体験を通して身につけた考えやスキル、今後の活かし方や後輩へのアドバイスなどについて発表を行いました。このワークショップでは各大学の学生の学びが共有されるとともに、グローバル教育プログラムの在り方についても考える場となりました。

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