令和2年4月28日

新型コロナウィルス感染症の影響を受けての本学学生への緊急支援について

愛知工業大学学長
後藤　泰之

　平素より、愛知工業大学の教育活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申しあげます。

　新型コロナウィルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言発出の影響により、学費を負担する生計維持者の家計急変やアルバイト収入激減により経済的に困窮している学生も増えてきています。

　このような状況を受け本学では、以下のとおり学部生・大学院生を含む全ての学生に対し、一律5万円の特別奨学金の給付、ならびに遠隔授業実施に向けた学内の体制構築や環境整備を含め、総額4億円規模の緊急支援策を講じることといたしました。

１．特別奨学金の給付について

学生の経済的支援・遠隔授業などの学修環境を整えていただくための緊急支援として、令和2年5月1日時点で在学中の学生全員に一律5万円の特別奨学金を給付いたします。（具体的な給付の方法については、仕組みが整い次第別途周知いたします。）

２．学内の通信設備について

本学では新型コロナウィルス感染症拡大防止に向けて、5月4日から遠隔授業を実施いたします。その際、遠隔授業のために学内の体制構築や環境整備を順次行います。

３．授業料納入について

令和2年度前期学納金の納入につきまして、従来の猶予期限をさらに2ヵ月延長し、令和2年8月31日までと変更します。

　現在、本学では教育の質の確保及び学生諸君の健康を第一とし、遠隔授業等に向けた環境整備及び体制を構築すべく、教職員が一丸となって注力しております。皆様からお納めいただいた授業料等は、このような取組に必要な経費として使用させていただくこと、併せて本学が保有する施設設備等は、メンテナンスも含め休業中であっても経費が発生することから、授業料及び教育研究充実費の返還及び減額は困難ですが、少しでも皆様の負担の軽減を考え、上記のとおり特別奨学金の給付を実施することとしました。ご理解とご協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。

　なお、新型コロナウィルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した学生等に対しては、国が支援を講じています。詳細については以下をご参照ください。

（文部科学省）
新型コロナウィルス感染症の影響で学費等支援が必要になった学生のみなさんへ

（日本学生支援機構）
〇給付型奨学金
新型コロナウィルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した方への支援
奨学金の制度（給付型）

〇貸与型奨学金
緊急採用・応急採用
奨学金の制度（貸与型）