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自律走行型配膳ロボットをイベントに投入

2021.06.21 TOPICS

 ロボット研究ミュージアムでは、産学行政の連携で感染症対策機器の開発に取り組む「心をつなぐプロジェクト」(代表・ロボット研究ミュージアムの西山禎泰客員講師)」の一環として、6月17~19日にポートメッセなごやで開かれた第3回感染症対策総合展(名古屋市などの実行委員会主催)で実証実験を行いました。

 第1回感染症対策総合展で、高性能な空気清浄機を内蔵した「AIT・ステリボット」を発表した同ミュージアムは、今回は配膳作業の省人化を目的とした「AIT・サーヴロボット」を発表しました。「AIT・サーヴロボット」は、小・中規模飲食店での運用を目的に設計された自律走行型配膳ロボットです。AI化した機能特性でフィールドの形状を検知、マップを作成し、お客に料理を届けます。配膳する機能以外に、内部に米国製の紫外線ランプで確実にウイルスを消毒する空気清浄機が組み込まれ、安全な店舗運営を効率的にサポートします。

 「AIT・サーヴロボット」は、テーマゾーンとして入場客に名古屋めしなどの飲食を提供する「飲食パビリオン」に配備されました。制作にあたる知的計測制御研究室(古橋秀夫教授)の学生らが、お客のテーブルまでの移動速度やタイヤのサスペンションのセッティングなどを、現場の環境に合わせて調整し、今後の本格的な実用運営に向けて改善を重ねました。



関連:AIT・ステリボットの取り組み紹介
/news/detail/0005358.html

  • 注文された名古屋めしを受け取り、
  • 配膳するAIT・サーヴロボット
  • AIT・サーヴロボットの調整に当たる学生
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