本学の石垣尚男名誉教授(スポーツ視覚学)が7月2日、自ら考案したトレーニングマシン「クイックステップトレーナー」を豊田市に寄贈しました。高齢者の足と頭を同時に鍛える業界初のトレーニングマシンで、市内の公共施設や地域包括支援センターに設置され健康増進に役立てられます。
クイックステップトレーナーは、利用者が椅子に座った状態で操作します。足元の液晶モニターに、「文字並べ」「足し算」「じゃんけん」などのゲームが次々と出題され、利用者は足先でモニター表面にタッチして答えていきます。足と頭を同時に鍛えることで脚力や敏捷性が向上し、日常生活での転倒防止などの効果が期待できます。
豊田市在住の石垣名誉教授は、「お世話になっている豊田市に恩返しがしたい」と、50台のクイックステップトレーナー(計2000万円相当)の寄贈を決め、この日、市役所で太田俊彦市長に目録を手渡しました。早速利用した太田市長は「楽しく取り組め、脳が活性化されます」と笑顔で語り、効果の上がる利用方法について石垣名誉教授と話し合いました。