機械学科の松井良介准教授、武田亘平准教授が共同著者に参加した専門書「Functional Properties of Shape Memory Materials and their Applications（形状記憶材料の機能特性とその応用）」が、米国の出版社Nova Science Publishersから出版されました。

　この本は、形状記憶合金が持つ形状記憶効果や超弾性などの機能特性、変形特性とその数式モデル、応用の実例などを体系的にまとめたもので、本学の戸伏壽昭名誉教授も5人の共同著者に加わりました。こうした形でのNova Science Publishersからの出版は、2013年の「Mechanical Properties of Shape Memory Materials（形状記憶材料の力学的特性）」に続き2回目となります。

　本の内容には、形状記憶ポリマーの3Dプリンティング技術、形状記憶複合材料の開発、形状記憶合金の高機能化・長寿命化など、本学で得られた最新の研究成果も含まれます。松井・武田両准教授は「ユニークな特性を示す形状記憶材料は、さまざまな場面で社会に貢献できると考えます。機械工学や医療分野などの技術者にも役立つ内容なので、ぜひ手に取っていただきたい」と話しています。