情報科学科の水野慎士教授とCGメディア研究室OBの榊原拓実さんが芸術科学会に投稿した論文「ディスプレイ付きカート映像と床面映像が連動するプロジェクションマッピング」が、芸術科学会論文誌に昨年6月から今年3月までに採録された論文の中、最も優れた2本の論文の1つに選定され、第19回論文賞を受賞しました。
この論文の研究は、側面にディスプレイが埋め込まれたカートとプロジェクションマッピングを組み合わせて、カートの側面映像と床面のプロジェクションマッピング映像がカートの移動に応じてインタラクティブに連動するコンテンツを提案、開発したものです。 このコンテンツは愛知県国際展示場のオープニングイベントの1回限りのために開発しましたが、この研究がきっかけとなって、カートと映像を組み合わせた研究がいくつか新たに始まりました。水野教授は「論文で取り上げたコンテンツはソニーとNTTドコモの協力のもとで制作しており、執筆にあたっても多くの方々のご協力をいただきました。新たな研究を進めるうえで受賞は大きな励みとなります」と話しています。
※愛知県国際展示場 Aichi Sky Expo オープニングイベントで披露したインタラクティブプロジェクションマッピング