中部地区最大級のエクステリア製品総合展示会「第１４回エクステリア＆ガーデンフェア 名古屋 ２０２３」(５月１８～19日・ポートメッセなごや)の一環として実施される「第１０回E&G学生デザインコンテスト」で、建築学科４年の高橋知来さんの作品が佳作に選ばれました。

　「サスティナブルな暮らし方 ～幸せ感あるエクステリア～」がテーマの今コンテストに、高橋さんは「－都市の風景を編む―廃線空間の緑化による地上空間の再編」と題した作品で応募しました。

　戦後急速に発達した公共インフラは、その機能性とともに住環境や生態系に大きな弊害をもたらしています。高橋さんの提案では、機能性を追い求めて生まれた公共インフラ空間を緑地へと変換することで、地上を生物と人間が共存できる空間へ再編。自然を享受しながら、環境に配慮したサスティナブルな暮らし方を考えています。

　高橋さんの作品は、エクステリア&ガーデンフェア名古屋の会場などで紹介されます。４月から計画系研究室（中井孝幸教授）に所属している高橋さんは、「過去に先輩方も多く受賞されているコンペだったので、うれしく思います。苦手意識があるテーマでしたが、コンペを通して考えるいい機会になりました。今後も多くのコンペに挑戦し、建築について考えていきたいです」と話しています。