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ユビキタス情報処理研究室の学生2人がWiNF2023で受賞

2024.01.10 受賞・表彰

 東海地区を中心とする大学・企業などの情報技術に関する最新の研究成果を発表する「第21回情報学ワークショップ(WiNF2023)」(12月9~10日・静岡大学浜松キャンパス)で、情報科学科のユビキタス情報処理研究室(梶克彦准教授)に所属する4年の学生2人が、それぞれ優秀賞と奨励賞を受賞しました。

 受賞学生と研究の概要は以下の通りです。

【優秀賞】

青山隼人さん(愛知県立江南高校出身)

「一心同待:待機時間の退屈さ軽減のための協力型位置情報ゲーム」

日常生活で行列に並んだとき、自らの行動が制限されて退屈さを感じます。独りで待つと待機時間を長く感じるため、同じ待機時間を共有する他の人たちと協力すれば退屈さの軽減に繋がると考えました。範囲内の人と協力するスマホアプリ「一心同待」は、画面内のボタンをタップして複数人で同じキャラクターを育成します。多くの人が待機するほどゲームの進行がはやくなり、退屈さを軽減できるゲーム性にしました。

■コメント
論文の執筆や対面形式の発表など、初めてが盛りだくさんでした。文章の推敲や発表練習を繰り返す大切さを実感し、自身の研究をより深く理解する良い機会になりました。今回いただいたコメントを今後の研究に活かしていきたいです。

【奨励賞】

横山結一さん(愛知県立横須賀高校出身)

「通勤通学時に気分転換を促すアプリケーション」

通勤通学のルートは固定される傾向があり、普段と異なるルートを用いると気分転換を促す効果が期待できます。本研究では、位置情報データを用いて滞在地を判定し、滞在地間のルートをクラスタリングします。ユーザーはその日の調子が良いか悪いかを入力し、これをルートと紐付け、各ルートが縁起が良いか悪いかを判定します。調子の悪い日の翌日に、縁起の良い道をユーザーに推薦します。

■コメント
初めての発表で緊張しましたが、多くの人に質問をいただき、とても嬉しく思いました。自身の研究について今一度深く考え直す良いきっかけになりました。今回の経験を研究に活かしていきたいです。

  • 青山隼人さん(右)と横山結一さん
  • 「一心同待:待機時間の退屈さ軽減のための協力型位置情報ゲーム」
  • 「通勤通学時に気分転換を促すアプリケーション」
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