大学硬式野球部エースの中村優斗投手（３年）が２月１４日、野球日本代表「侍ジャパン」の欧州代表戦（３月６、７日・京セラドーム大阪）メンバーに選出されました。侍ジャパン常設後初の大学生選手４人のうちの１人として抜擢された中村投手は、この日、記者会見場の八草キャンパス本部棟会議室で、硬式野球部の服部洋兒部長と平井光親監督とともに、出場選手発表のネット中継を見守りました。井端弘和・侍ジャパン監督から背番号「２８」とともに自分の名前が告げられると、小さくうなずいて表情を引き締めました。

　最速１５７キロのストレートと制球のいいスライダーを武器に、昨年は愛知大学野球リーグ１部で春秋ともに最多奪三振のタイトルを獲得した中村投手は、報道陣の質問に答え、「与えられたポジションで打者を圧倒できるピッチングをしたい。愛工大代表、愛知リーグ代表として、日本の勝利のためにベストを尽くしたい」と力強く語りました。

　長崎県出身の中村投手は、選出された大学生４人の中で唯一、全国大会出場経験がなく、平井監督は「多少の緊張はすると思うが、初めての大観衆の中で思い切り力を発揮してくれればいい」と親心をのぞかせました。これに対して中村投手は、「観客が多いほど燃えるタイプなので、どれくらいアドレナリンが出て球速が出るのか楽しみです」と、頼もしさいっぱいに笑顔で話していました。

　侍ジャパン欧州代表戦では、名古屋電気学園出身の広島東洋カープの田村俊介外野手（２０２２年愛工大名電高校卒）も選ばれました。高校時代は投打に活躍し、３年の夏に甲子園に出場。プロ入り後、昨季は出場１０試合ながら打率３割６分４厘の成績を残しました。井端監督は「国際試合で見てみたい選手」と、若手の成長株への期待感を語りました。

※選手のコメントは野球日本代表侍ジャパンオフィシャルサイトからご覧いただけます。