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環境・設備研究室の石濱さんと久瀬さんが優秀ポスター賞を受賞

2024.03.19 受賞・表彰

 3月14日に名古屋市で開催された空気調和・衛生工学会中部支部の学術研究発表会で、建築学科の環境・設備研究室(河路友也教授)に所属する学部4年の石濱新乃輔さん(愛知県立高蔵寺高校出身)と久瀬瑛利花さん(愛知県立愛知総合工科高校出身)のチームが、優秀ポスター賞を受賞しました。

 2人は、「人流と外気温による換気量と空調機出力制御による省エネルギー効果検証」と題して発表しました。

近年、商業施設に来客者の安全を考慮して多くのカメラが設置されています。画像解析技術も進歩し、さまざまな情報が得られるようになりました。この研究では、店内に設置されたカメラから得られる人流データを活用した、空調・換気設備の省エネルギー制御の可能性検討を目的としています。

 今年度の研究では、人流データと予想翌日最高外気温を利用した外調機・ビル用マルチエアコンの制御をパターン化し、省エネ実現に向けた実証実験を行いました。その結果、室内の温熱・空気質環境を悪化させることなく、空調と換気設備の省エネルギーが実現できることを示しました。

 受賞を受けて2人は、「先生や中部電力株式会社の皆様、そして研究室の仲間たちのおかげで、1年間協力しながらやってきた研究が形となり、受賞できたことを光栄に思います。日々の大量のデータ収集・整理、分析など大変でしたが、努力が実を結びました。この経験を励みに、これからも努力を怠らず社会の役に立てるよう精進していきたいです」と話しています。

  • 優秀ポスター賞を受賞した石濱さん(右)と久瀬さん
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