メディア検索処理研究室（森本正志情報科学科教授）に所属した上野延典さん（今年3月に大学院博士前期課程を修了）が、情報処理学会東海支部の2023年度学生論文奨励賞を受賞しました。上野さんが第一著者となった論文「ハイブリッド深層学習モデルを用いた果物画像からの糖度推定」により、本賞の選定を受けました。

　メディア検索処理研究室では、果物の写真を撮るだけでそのおいしさを知ることのできるアプリケーションの研究に取り組んでいます。上野さんらは、甘さ（糖度）がおいしさに強く関係する桃を対象に、ディープラーニング（深層学習）を用いた糖度推定手法を開発し、その手法を搭載したスマートフォンアプリケーションを開発しました。

　この研究で、上野さんは情報処理学会「第32回デジタルコンテンツクリエーション（DCC）研究会」でのDCC優秀賞や、情報処理学会「第188回コンピュータグラフィックスとビジュアル情報学研究会」での優秀研究発表賞・学生発表賞を受賞しています。