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建築学科4年の髙橋さんが中部商空間賞学生部門で最優秀賞

2023.10.27 受賞・表彰
  • 賞状を手にする髙橋さん

 JCD中部支部主催の「第3回 中部商空間賞 学生部門」で、建築学科4年の髙橋知来さん(岐阜県立加茂高校出身)がトップの最優秀賞を受賞しました。

 2022年4月から2023年2月末までの間に大学院生、大学生、専門学生による授業の設計課題で行われた、商業施設に関わる作品を対象とする賞で、髙橋さんは作品「-常滑地区再生計画-」で応募しました。

 愛知県常滑市は、平安時代末期から続く焼物の産地で、日本六古窯として日本遺産となっています。しかし近年、窯業産業の衰退が進み、産業遺構としての空き家や空き倉庫などが多く散見され、新たなまちづくりのビジョンが不確定となっています。

 そこで、過去に住民のボランティアによって20年間行われていた、常滑焼物ホームステイ(IWCAT)の活動と、それにより生まれた外国人の常滑焼物作家を手掛かりに、新たな常滑ブランドの発信拠点を設計し、常滑地区を再生する計画を提案しました。

 現在、計画系研究室(中井孝幸教授)に所属する髙橋さんは「常滑という地をどう再生していくか、そのプランニングにかなりの時間を費やしました。インターネットの情報だけでなく、現地に何回も出向き、住民の方にヒアリングしながら、これからの常滑を考えていくことは非常に体力も使いましたが、まちづくりを考えていくうえで、良い経験になりました」と話しています。

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