センター長挨拶 エコ電力研究センター

エコ電力研究センター長挨拶

愛知工業大学エコ電力研究センターは平成18年度文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業-社会連携推進事業-に採択された研究課題「マイクログリッド導入による次世代型電力供給システムの開発」を実施するため、平成19年4月に設立されました。

本センターは、産・官・学の連携によるプロジェクト「次世代型電力供給システムコンソシアム」を組織し、研究期間を平成22年度までの5年間として発足。地球規模の環境問題とエネルギー問題の解決に向けた研究課題に取り組んできました。プロジェクト研究期間終了後の平成23年度以降も大学の附置研究センターとして継続されることとなり、現在に至っています。

エコ電力研究センターのマイクログリッドは、我が国最初にキャンパス内に構築された実証試験設備です。この設備は従来の交流給配電方式に加え、直流給配電方式を追加導入することにより、2030年を見据えた交流・直流ハイブリッド型のマイクロ/スマートグリッド電力供給システムです。特に、再生可能エネルギーの主力電化における時代においては、電気自動車(EV)などのモビリティのエネルギー蓄電装置としての利活用も注目されています。

現在、カーボンゼロを掲げ、社会全体が電化の方向にシフトする中において、本センターの活動は、さらに注目されていくものと予想されます。今後とも学内の他研究センターと共に大学の先端研究機関として、省エネ、CO2削減、電力の安定供給、高効率運用など、様々な問題の解決と教育研究に邁進し、社会貢献できるよう、意欲的に取り組んでいく所存です。

皆様方の更なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。

愛知工業大学エコ電力研究センター長

雪田 和人

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