PickUp 社会で活躍するCREATORたち
愛工大を卒業し、それぞれの分野で活躍する先輩に今の仕事や大学時代についてインタビューしました。
工学部 建築学科
住居デザイン専攻 2014年3月卒業
愛知県立木曽川高等学校出身
現在は採用担当として愛工大へ出向くことも。
特技の茶道の他、西尾市の花「バラ」にちなみ園芸の資格取得や英語の勉強も。行政では想像以上に好きなことが体現できます。
計画して設計し、プレゼン。大学時代に夢中で取り組んだことが行政での街づくりに生きている。
キャリアセンターの情報や助言が行政への就職を考える契機に。
世界の建築物に興味があったことや、「特技である茶道ができる茶室を設計したい」と考えたことから住居デザイン専攻へ。授業では設計製図の課題の達成感が大きく4年次まで履修しました。所属したのは武田研究室で、私の研究テーマは「都市住民が日常生活の一部として大規模な緑地公園に求める社会的要素」。名古屋市の大高緑地に1カ月間通い、利用者千人にアンケートを行って分析しました。「学生チャレンジプロジェクト」では、限られた予算内で足助の古民家を再生し、五右衛門風呂の復活も。就職活動の面では、2年次からキャリアセンターを活用しました。全国規模の大手企業に目が向いていた私に「東海の優良企業にも視野を広げて」と助言してくださいました。また、建築技術職の公務員採用が増え始めた時期で、行政職の求人も積極的に案内してもらえたことが現在につながっています。
県内初の津波避難タワーを担当。特技の茶道を活かして海外出張も。
抹茶と鰻が特産物である西尾市の市役所は、自分にピッタリの職場です。茶道の特技を活かし、西尾の抹茶を海外にPRする仕事で海外出張にも出向きます。建築技師としては、海に面した西尾市において、市民を地震と津波から守るための施設である「津波避難タワー」の設計・施工を1人で担当。すでに市内に4基の整備を完了させ、令和8年度までに計10基を完成予定です。
建築に関することだけでなく、市民の方々からのニーズに耳を傾けたり、こちらの計画をご説明したりする時など、すべてに大学時代の経験が活かされていると感じています。県内初の施設の建設には難しさも伴いますが、市民のみなさんから「建ててくれてありがとう。安心できるよ」と言われることが、大きなやりがいです。
経営学部 経営学科
経営情報システム事攻 2021年3月卒業
岐阜県 多治見西高等学校出身
ゼミではビジネスに関するプレゼンテーションやコミュニケーションを学び、説明力、傾聴力、言葉づかいなどを社会人になってから役立つ要素を数多く身につけました。実社会に出ても、その学びが活かされていることを実感します。
大学生活は将来なりたい自分を探す時間。いろいろなことに挑戦して!
就職活動へスムーズに導いてくれる愛工大の就職支援に感謝。
高校時代は商業科で情報処理などを学んでいたことから、経営学部へ。ものづくりの観点から経営学を学ぶ独自の個性にも惹かれました。ゼミでは地域活性化のために「食」で貢献できないかと考え、デリバリーのしくみを提案。メニューや価格交渉などを自分たちで行って、実際に売上増加に貢献することができました。就職活動では自分のやりたい仕事が明確になっていなかったのですが、キャリアデザインの授業で企業の方が会社説明に来てくださり、興味のある企業のインターンシップに参加。キャリアセンターが企画するインターンシップにも積極的に参加し、その会社のリアルな仕事内容や雰囲気を感じ取ることができました。私のように就職活動を何から始めていいかわからない学生にとって、就職活動にうまく導いてくれるキャリアデザインやキャリアセンターの存在は大きかったです。
仕事の専門性を高めるために資格取得にもチャレンジ。
私はいま、産業用自動制御盤の設計・製作や電気工事などを行っている会社で、管理業務に就いています。予算書作成や備品管理から公共工事の入札資料作成、採用活動、データベースの保守・運用と幅広い業務に携わっています。さまざまな知識や経験を少しずつ蓄積し、人の手を借りずに自己完結できることにやりがいを感じます。仕事の専門性をより高めるため、第二種電気工事士や建設業経理士、ITパスポートなど業務に関係する資格取得にも力を入れています。特にIT系の資格は、専攻で学んだ知識がとても役に立ちました。
大学生活は、将来なりたい自分を探す時間。自由な時間が多いので、ただ漫然と過ごすのではなく、普段できないことに挑戦してみたり、海外留学にチャレンジするなど、いろいろな経験をして自分の将来像を定めていってください。