研究力を支える環境・設備
200ton f 変位速度制御材料試験装置
構造部材の圧縮・引っ張り・曲げ・疲労などの試験に用いられる汎用型試験装置です。試験機内の大型油圧ジャッキをパソコンによってコントロールして載荷できる大型試験機で、コンクリート・鉄筋コンクリート部材、鋼材、鉄骨部材などの力学的挙動や疲労特性に関する研究に不可欠です。
50ton f 構造物動的強度試験装置
I建築構造物は、静的な荷重はもちろんのこと、地震、風などの動的な繰り返し外力を受けますが、このような外力に対して構造物や構造物を構成している部材がどのような挙動をするのかを、実験、観察する装置です。また、安全な建物を実現するための、鉄筋コンクリート、鉄骨などの部材及び構造物の動力学的特性を明らかにする研究にも不可欠な装置です。
ヒートアイランド現象解析を目的とした屋外熱収支観測システム
都市の温暖化、ヒートアイランド現象を解析するには、都市域での熱収支を観測することも重要です。熱収支は放射収支量=顕熱輸送量+潜熱輸送量+地中伝導熱量で表されますが、本システムでは放射収支量、広いエリアの顕熱輸送量、狭いエリアの顕熱輸送量と地中伝導熱流を測定することができ、潜熱輸送量は計算で求めています。都市気候の基礎データとしての観測、緑地や水面による都市気候の緩和効果の観測もできるシステムです。
ダイナミック構造解析システム
建築構造体各部の振動特性を把握するためのシステムで、加振装置と受振装置及び解析プログラムからなっています。実構造物実験や模型実験などの実験的モーダル解析を適用した、振動計測及び解析評価が可能なシステムで、実験から得られた結果をもとに、建築構造体の振動感度解析、構造変更解析などが可能です。また、有限要素法などの数値理論解析の併用も可能です。
グランドギャラリー
約200人の学生が集える広大なスペースには、最新プロジェクターや大型スクリーンを設置。そのため、設計製図や作品講評会などに活用されています。アレンジが利く自由なスペースなので、創作活動やグループ活動での利用も可能。オープンキャンパスでは3D映像による空間体験や模型、図面を展示するギャラリーとしても使われます。
エコ電力研究センター
脱炭素社会を構築するため、再生可能エネルギーが中心となった社会における電力・エネルギー供給技術の研究・実験を行う施設です。
耐震実験センター
実物、もしくは実物に近いサイズの耐震実験ができる施設です。耐震・構造工学の技術向上をめざし、産官学共同で利用しています。
地域防災研究センター
自治体や企業と連携し、防災の幅広い研究と実践的な活動を推薦しています。
総合技術研究所
先進的な設備を活用し、企業などとの有意義なプロジェクトを推進しています。
みらい工房
さまざまなものづくりができるよう金属や木材などの加工ができる各種工作機械を設置しています。