研究力を支える環境・設備
光機能性膜作製・評価装置
光スイッチングやメモリなどの機能を有する光機能性膜を作製するためのもので、超高真空下で分子線化した有機分子を基板に照射して配向を分子レベルで制御した単結晶膜の作製が可能です。特に、膜の成長速度を極めて遅くできるのでナノメートルオーダ(分子数層分)の薄膜作製が可能です(1ナノメートルは10億分の1メートル)。また、作製した薄膜の格子間隔や相構造を大気中にさらすことなく評価できる反射高速電子線回折装置(RHEED)と可視・紫外光電分光光度計が増設されています。
電力システムへの新エネルギー導入研究
環境にやさしい電力システムの構築を目指して、風力発電機、太陽光発電設備、燃料電池などの新エネルギー研究機器や気象情報を得るための各設備を、5号館屋上に設置し研究にあたっています。
X線回折装置
薄膜の形態、配向及び配列に用います。
薄膜の形態、結晶化度と微結晶サイズの解析が可能です。
波長可変OPOレーザ
有機薄膜の配向及び配列の評価、第3次光学感受率測定用メーカー・フリンジ装置に使用します。有機太陽電池の特性向上に関わる高分子(ポリチオフェン誘導体)の配列、配向の評価に用います。自然太陽光の波長範囲をカバーし、配向及び配列の評価が可能です。
ロボット研究ミュージアム
ロボット関連の研究を支援しています。
エコ電力研究センター
脱炭素社会を構築するため、再生可能エネルギーが中心となった社会における電力・エネルギー供給技術の研究・実験を行う施設です。
総合技術研究所
先進的な設備を活用し、企業などとの有意義なプロジェクトを推進しています。
みらい工房
さまざまなものづくりができるよう金属や木材などの加工ができる各種工作機械を設置しています。