本学の学生を中心としたチームAIT-Rescueが、7/17〜21日までオランダのアイントホーヘンで開催されたRoboCup2024に参加し、災害救助シミュレーション部門Agent競技で優勝しました。

 AIT-Rescueは、情報科学科の分散人工知能研究室(伊藤暢浩教授)に所属する院生と学部生の9人と、伊藤教授、岩田員典愛知大学経営学部教授による11人のチームです。

※ 院生と学部生
大学院博士後期課程3年 安藤圭祐
大学院博士前期課程2年 前田綾也、上原温揮、藤澤丈、松永一希
大学院博士前期課程1年 鈴木涼介
情報科学部情報科学科4年 島田優希、藤井駿太郎、加藤幸太

 今年はオランダの会場で前田さんと島田さんが現地参加し、安藤さんらほかの7人が本学の研究室でリモート参加して、オランダ組と日本組の協力で優勝を勝ち取りました。

 大会には世界45カ国から約2000人の参加者が集まり、5万人を越える来場客がありました。災害救助シミュレーション部門には日本、インド、イランなどから5チームが参加申し込みしていましたが、渡航ビザなどの問題から、本学と立命館大学の日本2チームによる一騎打ちとなりました.

 予選〜決勝1日目までは競技環境の違いに苦しめられ僅差の戦いとなりました。決勝2日目(最終日)に、それを克服してAgent競技で世界一を勝ち取りました。本学チームは今年5月のロボカップジャパンオープンでも日本一になっており、前評判通りの実力を発揮した形です。

 参加した学生たちからは「現地の競技環境の違いによって生じたAIの思考時間超過の問題を大会期間内で何とか解決でき、優勝に繋げることができました」との声が聞かれました。

 また基盤ソフトウェア開発を競うインフラストラクチャ競技でも、Python言語による新しい開発フレームワークを提案し、表彰を受けました。表彰を受けたフレームワークは11月までに全世界に向けて公開される予定です。

左から伊藤暢浩教授、岩田員典愛知大学教授、島田優希さん、前田綾也さん、プレゼンターの野田先生(元・人工知能学会、RoboCup会長)
左から伊藤暢浩教授、岩田員典愛知大学教授、島田優希さん、前田綾也さん、プレゼンターの野田先生(元・人工知能学会、RoboCup会長)
後列左から上原温揮さん、加藤幸太さん、藤井駿太郎さん、松永一希さん、藤澤丈さん、鈴木涼介さん 前列左から島田優希さん、安藤圭祐さん、前田綾也さん
後列左から上原温揮さん、加藤幸太さん、藤井駿太郎さん、松永一希さん、藤澤丈さん、鈴木涼介さん 前列左から島田優希さん、安藤圭祐さん、前田綾也さん
RoboCup参加者による集合写真(愛工大メンバーは後方左側)
RoboCup参加者による集合写真(愛工大メンバーは後方左側)