9月に福岡県柳川市で開催された国際学会IWIN2024 International Workshop on Informatics 2024)で、大学院博士前期課程1年の戸川浩汰さんがExcellent Paper Awardを受賞しました。

 行動情報科学研究室(梶克彦情報科学部教授)に所属する戸川さんは、「A Proposal of Smartphone Beacons in Stay Estimation System using BLEBLEを用いた滞在推定システムにおけるスマートフォンビーコンの提案)」と題して発表しました。

 近年、BLEビーコンを用いた滞在推定システムの実用化が進んでいます。しかし、従来のシステムはユーザーが専用デバイスを持ち歩く必要や、バッテリー消費の大きなスマホアプリをインストールする必要があるなどの課題がありました。

 そこで本研究では、バッテリー消費の小さいスマホアプリの開発に加え、各ユーザーが専用デバイスとスマホアプリのどちらを使用するかを選べる柔軟なシステムを構築しました。このアプローチにより、幅広いユーザーが自分に合った方法を選択でき、よりさまざまな場面で使用できるシステムを実現しました。

 受賞にあたり、戸川さんは、「初めての英語発表で、この名誉ある賞をいただけたことはとてもうれしく今後の研究に対する大きなモチベーションとなりました。これからもより一層研究に励みたいと思います」と喜びを話しています。

Excellent Paper Awardを受賞した戸川浩汰さん(左)
Excellent Paper Awardを受賞した戸川浩汰さん(左)