2024 Ene-1 SUZUKA Challengeでパワーアカデミー賞を受賞
学生チャレンジプロジェクト「2024 Ene-1 SUZUKA Challenge、2024 Ene-1 MOTEGI GPへの挑戦」(指導教員・電気学科 津坂亮博講師)のチームが、7月28日に三重県鈴鹿市の「鈴鹿サーキット」で開催された「2024 Ene-1 SUZUKA Challenge」に参戦し、パワーアカデミー賞を受賞しました。
この大会は、単三電池40本を動力源に、どこまでエネルギーマネジメントを追求した走りができるか競い合うもので、レーシングコース1周(5.807km)を3回走行し、その合計タイムで順位を争います。今回受賞したパワーアカデミー賞は、電力会社・企業など16社・3法人で構成される団体である「パワーアカデミー」から表彰が行われました。
「2024 Ene-1 SUZUKA Challenge」は例年の完走率が約40~50%という過酷なレースであり、単に速さだけでなく、完走するためには高度なエネルギーマネジメントが要求されます。受賞の条件は、大会前に24分賞・36分賞・48分賞・60分賞の4つから決めてエントリーし、完走タイム(3周合計)に最も近いチームが受賞します。本チームは48分賞にエントリーし、見事受賞に至りました。
プロジェクト代表の西仙汰さん(電気学科3年)がチームをまとめ上げ、昨年度のプロジェクト代表の山田尚幸さん(電気学科4年)がドライバーとして乗車しました。レース前日の練習走行中に前輪を支えるフレームが損傷し、車体やタイヤに深刻なダメージを受けるトラブルが発生しましたが、チーム全体で協力することで、その日のうちに完全な状態まで修理し、レースでは無事に3周を完走できました。
来年度の大会を見据え、西さんは「来年のEne-1 SUZUKA Challengeでは未だ過去に果たすことができていない3位以上の入賞を目指し、今年の9月に開催されるEne-1 MOTEGI GPではクラス優勝を果たせるように頑張っていきたい」と抱負を語っています。