言語処理学研究室の肥田さんと大塚さんが言語処理若手シンポジウムで受賞
言語処理学会が主催する第19回言語処理若手シンポジウム(YANS)で、情報科学科の言語処理学研究室(徳久良子教授)に所属する 肥田京佳さん(3年・愛知工業大学名電高校出身)が奨励賞を受賞しました。
言語処理若手シンポジウムは、全国からAI(人工知能)に関する若手研究者が集まる学会で、今年は411人(学生215人、社会人196人)の参加者を迎えて196件の発表が行われました。
肥田さんは、「『ふわふわ』『もったり』ってどう表現するの? -エージェントとの豊かなコミュニケーションの実現に向けて-」と題して発表しました。対話エージェントがどのようにジェスチャを表現すれば人との自然なコミュニケーションができるかについて検討した研究で、新規性や発展性への期待が高い発表に贈られる奨励賞を、東大や京大などの学生と肩を並べて受賞しました。
受賞にあたり、肥田さんは「先生や実験に協力してくださった研究室のみんなのおかげで、とても感謝しています。研究を始めてから発表に至るまで初めての経験が多く、その中で視野を広げることができたと感じています。研究はまだ始まったばかりですが、奨励賞を励みに、さらに研究を進めていきたいと思います」と話しています。
また、 YANSで実施されたハッカソン(プログラミングコンテスト)で、同研究室の大塚晴貴さん(3年・敦賀気比高校出身)のチームが優秀賞を受賞しました。
YANSのハッカソンは運営側が参加者をチームに分けて行われます。今年は、 OpenAI APIを使った「写真を見てひとこと:大喜利部門」と「川柳部門」の2部門が開催され、大喜利・川柳でそれぞれ8チーム、合計16チームの93人が参加しました。
大塚さんは、 他大学の学生や社会人との6人チームで参加し、大喜利部門8チーム中、最も高いスコアを獲得して「優秀賞」を受賞しました。受賞にあたって「参加前は不安も多かったですが、皆さんからアドバイスをいただき、チーム一丸となって優秀賞を受賞できたと思っています。ハッカソン後はチームの6人で食事会にも行き交流ができたので良い経験になりました。来年参加する機会があればアドバイスをしてあげられるような立場になれたらと思います」と話しています。