経営学科の知識マイニング研究室(野中尋史准教授)に所属する成瀬優太さん(4年)が代表となって名古屋市スタートアップ企業支援補助金に申請した起業プランが採択され、スタートアップとして、研究室と連携してAIWebアプリの開発に取り組む「株式会社フリーヒルズラボ」が設立されました。

 研究室スピンアウト企業となるフリーヒルズラボの創業に、成瀬さんと野中准教授、研究室内外の学生メンバーである土屋菜々美さん(3年)、伴野悠也さん(2年)、右田亜照さん(同)、平田あかりさん(同)らが参画しました。名古屋市スタートアップ企業支援補助金にAIを活用した製造業向けの営業支援・分析ツールの社会実装に関するビジネスプランを申請し、応募件数94件に対して採択件数32件(令和6年度第2期)と競争倍率も高い中で採択を受けました。

 フリーヒルズラボは自由ヶ丘キャンパス内に設立し、AIを活用した作業分析システムや設計図面解析システム、自然言語処理技術を利用した特許解析システムやWebインテリジェンスシステム、農業データ解析システムなど、製造業・農業・サービス業をはじめとする「ものづくり」の現場を支援するAIWebアプリの共同/受託開発に取り組みます。

 代表取締役CEOとなった成瀬さんは、「この会社を通じて、社会ニーズとAI、大学と産業界と、さまざまなものをつなげることができたらと思います。すでに一部のプロジェクトは企業と連携して開発を進めようとしているところです。プロジェクトが社会実装できるようがんばりたいです」と話しています。指導教員の野中准教授は「研究成果を学生たちと一緒に社会実装し、実践的な学生の教育にもつなげることができれば」と楽しみにしています。

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成瀬優太さん

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野中尋史准教授

役員全員での集合写真:左から創業メンバーである野中准教授、右田さん、伴野さん、成瀬さん、土屋さん、平田さん
役員全員での集合写真:左から創業メンバーである野中准教授、右田さん、伴野さん、成瀬さん、土屋さん、平田さん