CGメディア研究室の学生らがISCA2024で入選
国内外の大学や大学院、専門学校の学生を対象にした国際的なクリエイティブアワード「ISCA (International Students Creative Award) 2024」で、情報科学科のCGメディア研究室(水野慎士教授)の学生らが受賞しました。
受賞したのは、今年3月に大学院博士前期課程を修了した伊藤迅さんと、学部3年生の中川輪子さんと横江夏実さんです。いずれも応募作品がデジタルコンテンツ部門入選作に選出されました。
伊藤さんは、修士研究がベースになっている「折り紙アニマルランド」という作品で応募しました。この作品は、折り紙と3DCGを組み合わせた未就学児や小学校低学年児向けの論理的思考教材です。この教材では折り紙で作成した動物を3DCG空間内に配置して、ビジュアルプログラミングによってCG空間内で動作させたり鳴き声を出したりすることができます。折り紙が持つ空間認識力、再現性、創造性などの教育効果も期待できます。
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中川さんと横江さんは、CGリハビリ応用プロジェクト制作チームとして、「フレイル予防のための健康リレーを目指した歩行運動システム」という作品で応募しました。この作品は、高齢者のフレイルの予防を目的とした歩行運動システムです。システムではインタラクティブ映像を見ながら屋内でステッパーを用いて歩行運動を行いますが、その映像をユーザである高齢者自身が散歩しながら簡単に制作できる特徴を持ちます。
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ISCAは2013年から行われており、2024年度は国内から276作品、海外から783作品の応募がありました。応募作品は国内映像コンテンツ部門、海外映像コンテンツ部門、デジタルコンテンツ部門に分けられており、審査の結果、それぞれ10作品、6作品、10作品が入選作品として選出されました。表彰式と作品展示は11月29~30日にグランフロント大阪で行われました。