応用科学学会主催の演算増幅器設計コンテストに挑む学生チャレンジプロジェクト「演算増幅器設計コンテストチーム」の日比彪斗さん(大学院工学研究科博士前期課程2年)が、同コンテストのシミュレーションの部・部門3で優勝しました。

 電気電子工学専攻の日比さんは光量子デバイス研究室(五島敬史郎教授)に所属し、同コンテストで3年連続の入賞となります。今回、シミュレーションの部の部門3(電源電圧変動除去比・同相除去比・直流利得・電源電圧)で優勝を飾ったほか、部門2(消費電力・出力抵抗・入力換算雑音・利得帯域幅積・位相余裕)でも6位の成績を収めました。2月1日、オンラインで開かれたコンテストの成果発表会に参加し、優秀者として招待発表を行いました。

 同コンテストは、参加者が演算増幅器(オペアンプ)の性能をアナログ電子回路の設計手法を用いて競うもので、シミュレーションの部では設計内容を計算機シミュレーションにより評価し、開催期間中、常に暫定的な順位をWEB上で公開して参加者同士の切磋琢磨を促します。日比さんは「昨年度の回路を生かし、持てる力をすべて発揮して性能向上を目指しました。今回は納得できる回路が完成し、最後に1位をとることができてよかったです」と喜びを話しています。

 演算増幅器設計コンテストチームは、メンバーで毎週勉強会を開き、アナログ回路設計技術を磨いています。その成果として、同コンテストで6年連続入賞し、準優勝2回、優勝2回と、上位校の仲間入りを果たしています。他大学や企業からも、設計力の高さが注目されています。チームを率いてきたリーダの日比さんは、今年度卒業し、来年度から大手半導体メーカで集積回路の開発設計に携わります。

20220210-03-thumb-708xauto-9135.jpg
優勝の日比彪斗さん(中)ら、演算増幅器設計コンテストチーム
20220210-04-thumb-708xauto-9136.png
日比さんが設計した回路図(シミュレーションの部・部門3 優勝作品)