社会の第一線で活躍する卒業生が登壇
令和8721日、加藤里美特命教授が担当する授業(総合講義Ⅱ)において、豊田市の若手農家集団「夢農人(ゆめのうと)とよた」の副会長であり、株式会社安藤の取締役を務める安藤真也様を特別講師としてお招きし、講義をしていただきました。
本授業を担当する加藤特命教授は、これまでも地域社会や外部機関と積極的に連携し、学生が実社会の課題に直接触れることができる実践的な学びの場を提供しています。今回は、本学工学部都市環境学科土木工学専攻(現・社会基盤学科)の卒業生であり、現在豊田市稲武地区を拠点に地域農業の最前線で活躍されている安藤様が登壇されました。本学で学んだ卒業生が、地域社会を支え、新たな価値を創造する原動力として力強く貢献している姿は、在学生にとって将来のキャリアを思い描く上で大変大きな刺激となりました。

プロ農家から学ぶ「農業のリアル」と日本の未来
講義では、「日本の農業と課題」をテーマに、現役のプロ農家だからこそ語ることができる「農業のリアル」を学生に向けてお話しいただきました。山間地特有の寒暖差がおいしい野菜を育むという自然の恩恵がある一方で、気象変動による影響や大雨による水害、農地を守るための鳥獣被害対策(狩猟免許の取得など)、さらには農業資材の高騰など、農家が直面している切実な課題が赤裸々に語られました。同時に、これらの課題を乗り越えるための積極的な取組についてもご紹介いただきました。個人事業の枠組みを超えた農業の法人化、IT化や機械化による効率の向上、観光農園(安藤トマト農園)の展開など、未来を見据えた先進的な挑戦の数々に、学生たちは熱心に耳を傾けていました。質疑応答では、学生から水耕栽培や工場生産の将来性について質問が上がり、「初期投資の課題はあるものの、農家の減少を見据えると機械化は極めて重要である」との回答をいただくなど、活発な意見交換が行われました。
受講した学生たちは、この講義を通じて、農業の現場が抱える厳しさを知るとともに、持続可能な産業としていかに発展させていくかという、農業の未来、ひいては「日本の未来」について深く考える貴重な機会を得ることができました。

地域と連携した実践的な教育の推進
愛知工業大学はこれまでも、「夢農人とよた」の皆様と連携し、経営学部での特別講義やSDGs活動の一環としての災害用備蓄食品アレンジレシピ開発、学生とのコラボ商品の販売など、実践的な教育および地域連携を推進してまいりました。

本学は今後も、加藤教授をはじめとする教員による、第一線で活躍する卒業生や地域の皆様から直接学ぶ生きた教育を通じて、地域の課題解決に貢献し、地域に活力をもたらす人材の育成に努めてまいります。

【関連リンク】(外部リンク)
株式会社安藤(水工房いなぶ)
※安藤様は、マスメディアでも多数取り上げられている特産品「白い発芽にんにく」の栽培・販売などを通じて、豊田市の農業振興に多角的に貢献されています。

授業の様子
授業の様子
安藤真也様
安藤真也様