学生チャレンジプロジェクト「AIT鉄人プロジェクト」がメイカーフェア東京2026に参加
9月5日(土)・6日(日)、有明GYM-EX(ジメックス)で開催された「メイカーフェア東京2026(Maker Faire Tokyo 2026)」に、学生チャレンジプロジェクトの「AIT鉄人プロジェクト」が参加しました。
メイカーフェア東京は、個人やチームが自由な発想でものづくりに取り組み、その成果を発表・共有するイベントです。さまざまな分野の「つくる人」が集まり、技術やアイデアを通じた交流や新たなコラボレーションが生まれる場となっています。
AIT鉄人プロジェクトは、「鉄人28号」をモデルとしたヒューマノイドロボットを、学生が主体となって製作するプロジェクトです。機械設計、電子・電気回路設計、アクチュエータ制御、プログラミング、通信システムの構築など、ロボットを構成する幅広い技術の開発に取り組んでいます。CNCフライス盤や3Dプリンタを活用した部品製作から、設計・製作、制御までを一貫して行い、機械・電気電子・情報技術を横断したものづくりを実践しています。今年度開発する「AIT鉄人23号」では、「Physical AI」を主要な開発テーマに掲げています。強化学習による自立・歩行制御や、遠隔操作・模倣学習などを活用したロボット操作の高度化に取り組み、より自律的に行動できるヒューマノイドロボットの実現を目指しています。
今回の出展では、ヒューマノイドロボットを製作するさまざまな研究チームと交流し、技術や取り組みについて情報交換を行いました。また、「Ogaki Mini Maker Faire 2026」やSONYによる勉強会など、今後の活動につながるイベントへの参加の声掛けもあり、新たな交流・学習の機会につながりました。さらに、ルネサス エレクトロニクス株式会社から、マイコン制御に関するWebトレーニングを無償で受講できる機会の提供を受けるなど、今後の技術力向上につながる貴重な機会も得ることができました。
参加者
古橋秀夫 教授(電気学科)
西山禎泰 客員講師(ロボット研究ミュージアム)
高野天地(工学研究科 博士前期課程 電気電子工学専攻2年)
上田優真(工学研究科 博士前期課程 電気電子工学専攻2年)
立石悠貴(工学研究科 博士前期課程 電気電子工学専攻1年)
柴谷幸太郎(工学部 電気学科 電子情報工学専攻4年)
岡崎思月(工学部 電気学科 電気工学専攻4年)
村瀬雪乃(情報科学部 情報科学科 コンピュータシステム専攻4年)
参加者の声
高野天地さん
2003年の「1号」誕生以来、代々のプロジェクトメンバーによって、「歩行の安定化」「軽量化」「AI(人工知能)の搭載」「関節やハンド部などの特定部位の開発」など、毎年明確なテーマが掲げられ、技術が引き継がれ、更新されています。23号は、私がプロジェクトリーダーとして取り組んだ機体です。テーマは「フィジカルAI化」としています。チームでは、理論だけでなく「実際に動くものを作る」プロセスを通じて、総合的な工学技術と課題解決力を身に付けることができたと思います。そして、学生でここまでできることを、学外や地域社会、子どもたちに対して「ものづくりの魅力や面白さ」とともに伝え、技術普及の役割を果たしていきたいと思います。今年はまだまだ活動がつながっていきます。


