2025年12月26日(土)、工学部建築学科歴史・意匠研究室(清水隆宏准教授)の学生たちが、みよし市福田にある古民家の現地調査を実施しました。この調査は、みよし市からの受託研究として行われ、天保14年(1843年)頃に建てられたとされる主屋を中心に、屋敷内の付属施設など、みよし市指定文化財を含む各建造物について、保存や活用のための詳細な調査を行うものです。
受託研究に至る経緯
みよし市から市内にある古民家の文化的価値に関する相談があり、本学の清水准教授に相談したところ、歴史・意匠研究室がみよし市からの受託研究を行うことになりました。愛知工業大学とみよし市は包括連携協定を締結しており、今回の調査もその連携の一環として実現したものです。
現地調査の様子
この日の調査では、学生たちが実際に古民家を訪れ、建物の実測調査や古い図面・資料の確認を行いました。天保期に建てられた住居という歴史的に貴重な建造物に直接触れながら、その構造や特徴を詳しく調べる作業に取り組みました。また、建物所有者、みよし市歴史民俗資料館の方にも参加いただき、貴重な資料の提供など多大なご協力をいただきました。学生たちは、古い資料を丁寧に読み解きながら議論を重ね、茶室などの施設の測量を慎重に進めました。参加した学生からは「教科書や写真では学べない、実際の古建築の細部まで観察できて貴重な経験になった」「江戸時代末期の建築技術を直接確認でき、当時の職人の技術の高さに感動した」といった声が聞かれました。
歴史・意匠研究室の取組
清水隆宏准教授が指導する歴史・意匠研究室では、古い建物に実際に出向いて実測調査を行ったり、図面などの資料を調べたりすることで、これまでに確認されていなかった建物の価値を明らかにするといった研究を行っています。建築を文化の一つとしてしっかりと継承していくことは、私たちの社会をより豊かにするという考えのもと、古い建築の仕組みや、それらが作られた背景にある歴史や文化に興味のある学生が所属し、日々研究に取り組んでいます。
地域連携による学びの場
今回の受託研究は、学生にとって歴史的に価値のある建築物を実際に調査できる大変貴重な機会となりました。教室での学びを実践の場で活かし、地域の文化財保護にも貢献できる取組となっています。本学では、今後も地域と連携した活動を通じて、学生が実践的に学び、地域社会に貢献できる機会を創出していきます。
研究課題 みよし市指定文化財の建築構造物及び同屋敷内住居等の保存や活用調査
調査実施日 令和7年12月26日(土)
協力 みよし市立歴史民俗資料館
歴史・意匠研究室(清水隆宏研究室)
https://www.youtube.com/watch?v=1wZ0GgQF5ZY&list=PLfLQFG0yPQewcbUIja3L7fqCEeCKnrk5O
工学部 建築学科
https://www.ait.ac.jp/examinee/laboratory/architecture/