令和827日(土)、市民向け公開講座「AITカレッジ講座」を開催しました。今回は「21世紀社会とカーボンニュートラルの実現に向けて」と題し、本学のゼロカーボン推進室長も務める経営学部の羽田裕教授と、工学部の学生が登壇。本学として初の試みとなる「現役大学生による講師登壇」も実施しました。

21世紀に必要な「環境・経済・技術」の視点
第一部では、羽田教授が登壇。20世紀社会の歩みを振り返りつつ、2050年までのカーボンニュートラル実現に向けた可能性を解説しました。これからの21世紀社会において、「環境」「経済」「技術」の3つの観点からどのような社会変革が必要とされるのか、専門的な知見を市民の皆さまへ分かりやすく提示しました。

【初の試み】学生講師・小林梨乃さんが語るZEB/ZEHの研究内容
第二部では、本学初の試みとして、工学部建築学科4年生の小林梨乃さん(建築設備エネルギー研究室/河路研究室)が講師を務めました。小林さんは、自身の研究に関連のある「ZEBNet Zero Energy Building)」や「ZEHNet Zero Energy House)」について、実際の建物事例を交えて紹介。研究で活用した「BEST」というシミュレーションツールを用いた設計値と実績値の分析結果や、そこから見えてきた課題について、データに基づいたプレゼンテーションを行いました。受講者からは、ビッグデータやAIの活用に関する鋭い質問も寄せられ、小林さんは自身の研究手法をもとに丁寧に回答。世代を超えた活発な意見交換の場となりました。

「学生の姿に刺激を受けた」受講者からも高い評価
講座後のアンケートでは、小林さんの説明に対し、「学生が高度な研究をしているとは驚いた」「非常に分かりやすく、真摯な姿勢に好感を持った」といった声が多数寄せられ、非常に高い評価をいただきました。本学では、学生が学びをアウトプットし、地域社会に貢献する機会を今後も積極的に創出していく方針です。

未来の建築業界を担う人材へ
講師を務めた小林さんは、卒業後、ゼネコン(総合建設会社)の設備部への配属が内定しています。大学で培ったカーボンニュートラルに関する専門知識と、今回の講師経験を糧に、社会に出てからも持続可能な社会づくりに貢献されることを期待しています。

(参考)
HP】地域連携・SDGs推進本部ゼロカーボン推進室 https://www.ait.ac.jp/activities/sdgs/
YouTube】 建築設備エネルギー研究室/河路研究室(工学部建築学科)https://youtu.be/tBbEtYiQ_Ug