2026524日(日)、最先端のテクノロジーとアイデアが集結するイベント「AICHI TECH DAY 2026」が開催され、本学から情報科学部の水野慎士研究室と、経営学部の学生コミュニティ「AITアイデアクリエイターズ」の2団体が出展しました。両ブースとも多くの来場者で賑わいを見せたほか、本学の学生が地元企業と協働で開発したシステムがイベントの運営に採用されるなど、日頃の学びを社会で実践する有意義な機会となりました。

直感的に体験できる「デジタルアート」で最新技術の面白さを発信(情報科学部・水野慎士研究室)
情報科学部 情報科学科の水野慎士研究室は、グラフィックを用いた3次元CGやインタラクティブコンテンツを展示しました。
目玉となったのは、「センシング技術」(画像データをもとに位置や色などの情報を数値化する技術)を用いたデジタルアートです。体験者の体の動きがリアルタイムに画面上の絵画の動きやサウンドに反映される仕組みになっており、直感的に楽しめる体験型コンテンツとして、子どもから大人まで幅広い年代の方から大きな歓声が上がっていました。このコンテンツは愛知県の大村知事やノーベル賞受賞者の天野浩教授も体験しました。
ブースを担当した学生は、「センシング技術は、企業の皆様とお話ししていても非常に興味を持たれる分野で、社会における重要性が増していると実感しています。このような最先端の技術やCGを実践的に学べる研究室に入って本当に良かったです。予想以上に大人の方々にも喜んでいただけたことがおどろきであり、うれしかったです」と手応えを語りました。
また、水野慎士研究室は隣接して出展していた名古屋学芸大学草野ゼミ(パラジウム)のブースにおいても技術協力をしました。パラジウムが作成した山や観覧車などの背景画に対し、水野慎士研究室がレイヤー分けやアニメーション処理(観覧車を回すなど)を施すシステムを構築しました。そこに子どもたちが描いた絵をスキャニングして取り込み、大型モニターの風景の中で動かすという出展を行いました。単に絵を描いて終わるのではなく、自分の絵が生き生きと動くという技術的な付加価値をつけることにより、子どもたちやご家族に大変喜んでいただくことができました。大学の垣根を越えた協力により、本学の技術が来場者に笑顔を届ける素晴らしい機会となりました。

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小中学生の「化学離れ」を解決したい!「モノ×元素カードゲーム」(経営学部・AITアイデアクリエイターズ)
経営学部 経営学科の学生を中心としたコミュニティ「AITアイデアクリエイターズ」は、学生考案のオリジナル「モノ×元素カードゲーム」を出展しました。
近年課題となっている「小学生・中学生の化学・理科離れ」を少しでも食い止めたいという学生たちの思いから生まれたこのゲーム。元素記号のカードを組み合わせて化学式を作り、その点数を競うルールです。カードには「この元素が身近な生活のどんなものに使われているか」が記載されており、遊びながら自然と化学に親しめる工夫が凝らされています。
写真:カードゲームに熱中している家族連れの様子】
会場では家族連れの来場者を中心に大盛況となり、子どもだけでなく大人も一緒になってゲームに熱中する姿が見られました。
学生たちは「来場者の方に直接楽しんでもらえたことで自信がつきました。将来的にはこのカードゲームを商品化したいという夢を持っています」と、今後の展望を力強く語ってくれました。

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企業との協働による「入場管理システム」構築で運営をサポート
さらに今回のイベントでは、ブース出展だけでなくイベント運営の根幹にも本学学生が携わりました。AITアイデアクリエイターズに所属する経営学部 経営学科の曽我部界人(そがべ かいと)さんが、OpenBridge株式会社の皆様と協働し、来場者のQRコードを読み取って混雑状況を把握する「入場管理システム」を構築し、当日の運用を担当しました。
初めての企業との協働プロジェクトを振り返り、曽我部さんは「最初はシステム構築におけるコミュニケーションに苦戦しました。お互いの共有事項の認識にズレがあると上手く噛み合わないため、直接企業へ伺い、対面で話し合う機会を設けました。直接対話することで認識を合わせることができ、コミュニケーションの重要性を肌で学ぶ非常に良い経験になりました」と振り返ります。
また、「システム自体は無事に稼働しましたが、現場で運用してみると見た目が少し地味だったのが反省点です。来年度も機会があれば、さらにブラッシュアップしたものを作りたいです」と、早くも次なる課題解決に向けて意欲を見せていました。

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愛知工業大学では、情報科学の高度な技術力と、経営学の視点に立った課題解決力・企画力を融合させ、実社会で活きる力を育む教育を推進しています。今回、イベントを盛り上げ、運営を支えた学生たちの活躍は、まさにその「実学教育」の成果を示すものとなりました。
ブースにお立ち寄りいただいた皆様、そして学生に貴重な実践の場をご提供いただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

(参考)
CGメディア(水野慎士)研究室
地域連携・SDGs推進本部(Instagram)