令和8年7月5日(日)、瀬戸市の萩山台集会所において、地域住民の皆様とともに団地の未来を考えるワークショップを実施しました。本活動は、本学の建築社会システム(野澤英希)研究室および都市計画・まちづくり(益尾孝祐)研究室の取組として、「学生チャレンジプロジェクト」の支援も受けて実施されたものです。当日は、萩山台県営住宅自治会や地域の各種団体の皆様、瀬戸市役所都市計画課の方々に加え、南山大学(石川ゼミナール)の学生も参加し、大学の枠を超えた協働の場となりました。
団地を歩き、住民の方から直接学ぶ
まず、学生と住民の方々が一緒に団地周辺を巡る「団地歩き」を行いました。学生が作成したクイズパネルを用いたり、住民の方から現地の状況や歴史について直接説明を受けたりする中で、参加者同士が自然と会話を交わし、団地の魅力や課題を再発見する機会となりました。
地域の課題解決に向けた「アイデア出し」
4つの班に分かれてグループワークを行いました。地図を見ながら団地の「課題」「魅力」「アイデア」を付箋で整理し、実施したい社会実験(芋煮会や共同収穫等)の内容や、今後制作する什器の設置場所について活発な意見交換が行われました。参加された瀬戸市役所の方からは、「このような交流が市全体に広がるような取組につながれば」との期待の声が寄せられました。
学生が地域に居住し、「世代ミックス」の核に
本プロジェクトでは愛知県と協定を締結し、今年度から学生が県営住宅(スターハウス)に実際に居住する画期的な取組を開始しています。今回入居した学生は、ワークショップの企画や当日の進行でもリーダー的な役割を担い、地域の皆様と大学をつなぐ架け橋として活躍しました。また、議論の中で、地域の方や本学の教員から「学生たち自身が楽しんで活動に参加してほしい」という発言があったことが印象的でした。義務感ではなく、学生自身が楽しみながら主体的に関わることこそが、活動を長く継続し、地域への真の貢献につながっていきます。
地域とともに歩む、これからの学び
団地の高齢化や空き家問題は全国的な社会課題です。若者が地域に入り、住民の皆様や他大学の学生とも協働することは、より良い地域づくりへの一歩となります。本学には、学生が自由にものづくりに挑戦できる「みらい工房」が整備されています。こうした環境を最大限に生かし、学生が自らの手で空間や什器等を制作(DIY)し、その成果が直接地域の皆様の喜びに結びつく経験は、実践的な建築を学べる本学ならではの強みです。
今後も、地域社会に貢献しながら生きた知識や技術を修得できる教育環境を提供し、地域の皆様から「ともに歩む頼もしいパートナーだ」と信頼を寄せていただけるような活動を続けてまいります。
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都市計画・まちづくり(益尾孝祐)研究室
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建築社会システム(野澤英希)研究室
未来の菱野団地をみんなでつくる会
地域連携・SDGs推進本部