4年間のカリキュラム
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進路・就職
※掲載内容は取材当時のものです。
子どもの頃から自動車や機械に触れることが好きでした。将来はそれらに関わってみたいと思っていましたが、具体的に何がしたいのかまでは明確になっていなかったので、学生生活を送る中で見つけるつもりでした。そして、その答えは2年生の時に参加したインターンシップで見つかります。訪問した会社でCAD(コンピュータを使った設計)の楽しさに気づいたのです。その後、「統合設計製作Ⅱ」の授業を履修し、CADの講座も受講するなど、機械設計に対する知識を積極的に深める努力を重ねました。就職活動では、CADを扱う仕事に注目し、大手自動車メーカーから内定をもらうことができました。夢は水陸両用車の開発を進めて、実用化させることです。
内定先 | スズキ株式会社
工学部 機械学科 機械工学専攻 2023年3月卒業
大石 彩未さん
(出身高校/静岡県立磐田北高等学校)
1年次
4力学を学び、機械工学の応用に備える。
2年次
インターンシップに参加して、機械設計に楽しみを見出す。
3年次
グループによる実験と、就職活動で多忙な日々。
4年次
就職活動が早めに終了。進めている3つの実験に多くの時間を割く。
機械学科は体験型の授業が多く、自分の手を動かし実験などを行うことで、モノのしくみや構造を深く理解できると思います。基礎からしっかりと学べるので、この専攻での経験がエンジニアの素養を育ててくれると実感しました。特に「統合設計製作」という授業ではグループでウインチ(模型)の設計、製作、評価を行い、自分で仕様書などを書く経験もできました。それ以上にエンジニアは技能だけでなく、人とのコミュニケーションも大切だと気づかされました。そのため、アルバイトや研究室では人と話す機会を設けるよう心掛けました。社会人になってからは鉄道の検査・修繕のプロフェッショナルになり、多くの人々が安心して乗れる鉄道を実現したいです。
内定先 | 東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
工学部 機械学科 機械工学専攻 2022年3月卒業
生田 憲吾さん
(出身高校/愛知県立西尾高等学校)
1年次
4力学を中心に機械工学の基本を学んだ。
2年次
実験や工作の授業が増え、技術者の素養を培った。
3年次
就職に向けて3日間のインターンシップツアーに参加し、経験を重ねる。
4年次
就職活動と卒業論文の両方に力を入れる。学生最後後悔のないように過ごす。
世界シェアトップクラスの総合電動工具メーカーで、製品づくりを通して幅広く学び、一流のエンジニアになりたい。
内定先 | 株式会社マキタ
工学部 機械学科 機械工学専攻 2021年3月卒業
中村 達也さん
(出身高校/愛知県立豊川工業高等学校)
1年次
エンジニアも文章力は大事
文章の書き方を学べる授業が印象に残っています。文章力はエンジニアにとっても自分が設計したものを人に伝えるうえで重要。この時に学んだ内容は後にとても役立ちました。
2年次
機械設計への興味が高まる
熱力学や流体力学など、工学の基礎を幅広く学ぶことができました。また、機械設計に必要な理論・技術が学べる授業が充実していて、設計への興味が高まりました。
3年次
早めに自己分析を開始
5月ごろからキャリアセンターのプログラムを活用し、自己分析を開始。業界研究も早めにスタートし、自動車系、電動工具系、素材メーカーなど、広く調べました。
4年次
志望企業の方向性も早めに定める
開発・販売・アフターサービスを自社で一貫して手がけるメーカーに志望企業を絞りました。この方向性を早めに定めたことが、就職活動の成功につながりました。
ものづくりのすばらしさ、おもしろさに気づいた4年間でした。将来は海外で働き、日本とは違う考え方や文化に触れて仕事をしてみたいと思っています。
内定先 | 豊田合成株式会社
工学部 機械学科 機械工学専攻 2020年3月卒業
相場 勇祐さん
(出身高校/愛知県立昭和高等学校)
1年次
自動車通学をきっかけにクルマに興味
とにかく大学に慣れることが大事だと思い、過ごした1年間でした。秋ごろからは自動車通学を始めることに。そのためクルマのことを調べていくうちに、だんだんと興味が湧いてきました。
2年次
将来の進路に迷った1年間
クルマに興味が湧いてきたので、将来は自動車業界で働こうと思いましたが、業界が100年に一度の大変革を迎えていることを知り、および腰に。両親とも相談し、航空業界のほうがいいのではないかと迷っていました。
3年次
自分の好きな道を選ぶ
自動車業界か航空業界かを迷った末、やはり自分の好きな道に進むべきだと決心。冬に内定先の会社にインターンシップへ行き、工場見学などを経験しました。クルマの知識をもっと深めるべく、エンジン関係の研究室を選びました。
4年次
就職活動後はディーゼルエンジンの研究に。
3月に就職活動を終え、その後は研究に没頭。ディーゼルエンジンの燃焼についての研究で、燃料噴射のタイミングやNOxなどの有害物質について、実験や分析に取り組みました。研究を通してより一層ものづくりがおもしろくなりました。
最大の収穫は、第一希望の企業に就職できたこと。今後はさらに知識や技術を磨き、自動車業界の未来を拓く一員になりたいと考えています。
内定先 | スズキ株式会社
工学部 機械学科 機械工学専攻 2019年3月卒業
杉山 晃紀さん
(出身高校/静岡県立浜名高等学校)
1年次
初めて見る科目に機械工学専攻を実感
普通科の高校から進学したため、カリキュラムに並ぶ材料工学、機械力学、機械製図などの科目が新鮮でした。難しいのではないかと心配しましたが、数学や物理などの基礎科目をしっかり勉強することで理解が進みました。
2年次
自動車への興味が芽生え、将来を考える
オートバイの購入をきっかけに二輪車や自動車に興味をもち、力学や実習の授業がおもしろくなりました。将来の進路や研究室の選択を意識しはじめたのもこの時期で、専門科目には特に力を入れて取り組みました。
3年次
インターンシップを経験して自動車業界をめざす
4年次は自動車研究室で研究をしたいと考えるようになり、希望の研究室に入るために必死で勉強しました。夏休み中に自動車関連企業へインターンシップに行ったことで、卒業後は自動車業界で働きたいという気持ちが固まりました。
4年次
研究室での研究や体験が、自分の力に
自動車研究室でエコマイレッジチャレンジに取り組んだことで、エンジンの構造や燃費向上のための軽量化をしっかりと学ぶことができました。2年次から進路を考え、早めに行動したことで、志望する自動車関連企業への就職も決まりました。