10月24日、長久手市内の施設において、情報科学部の1・2年生が、長久手市の伝統芸能「棒の手」の演武をモーションキャプチャーなどで記録する活動を行いました。本活動は、昨年度の「長久手棒の手保存・普及プロジェクト」(情報科学部視覚情報デザイン研究室)を引き継いだものであり、本学の「学生チャレンジプロジェクト」の支援のもと、学生主体で実施されています。
最新技術と映像表現で地域の伝統文化を未来へつなぐ
当日は、長久手市棒の手保存会(九分会をはじめとする3流派)の方々にソニー株式会社のモバイルモーションキャプチャー『mocopiⓇ』(モコピ)を装着していただき、迫力ある演武の動きをデジタルデータとして記録しました。長久手市の「棒の手」は愛知県の無形民俗文化財に指定されており、地域社会において重要な役割を担っています。学生たちは事前の練習から参加し、地域の方々から直接指導を受けながら、伝統文化の歴史や技術について深く学んだうえで計測に臨みました。取得したモーションデータや実写映像は、今後学生たちの手によって高度な3DCGやモーショングラフィックスと合成(コンポジット)され、高クオリティな映像作品へと仕上げられます。完成した作品は、関係者向けの試写会や「イオンモール長久手」などのイベントで広く一般公開されるほか、国内外の映像コンテストへの出展を通じて、「棒の手」の魅力を世界へ発信していく予定です。
実践的な環境で大きく成長する学生たち
参加した学生からは、「情報分野の知識がない状態での入学でしたが、最新の機材や多彩な編集ソフトがそろった環境で実践的な課題に挑戦でき、愛知工業大学に入学して本当によかったと感じています」といった喜びの声が聞かれました。また、「実際に体験することで、伝統文化の面白さや可能性を肌で感じることができました。多くの方に魅力を伝えられるよう、映像制作に励みます」と、力強い意気込みを語っています。
地域とともに歩み、貢献できる大学として
本活動には、保存会の方々をはじめ、愛知県会議員の石井よしき氏など多くの方にご参加・ご協力をいただきました。また本プロジェクトは、SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」への貢献も掲げており、若者層に響く映像表現で地域の歴史的・文化的遺産を守る持続可能な社会の実現に寄与するものです。
愛知工業大学は、充実した設備や活動費補助などの支援を通じて、学生が地域社会でいきいきと活躍できる環境を整えています。今後も地域の皆様との交流を大切にし、実践的な学びを通じて教育や研究の成果を社会へ還元してまいります。
【関連リンク】
・(YouTube)情報科学部視覚情報デザイン研究室
・ SDGs・社会課題に挑む学生チャレンジプロジェクト (愛知工業大学HP)