建設システム工学専攻 博士前期課程

建設システム工学専攻
自然災害や公害、
福祉も考慮した未来社会に
対応する施設・建設技術を学ぶ
建設システム工学専攻は人類が歩むべき方向を探求するという大局的な立場から、我が国の自然環境、社会環境に立脚して、どのような社会、文明・文化を建設するか、その実現のための計画と方法を見出そうとするものです。したがって、本専攻においては人間活動のみでなく、地域社会、国際社会の歴史的背景に基づき、かつ、未来社会のより好ましい文化形成に対応する多様な施設やその建設技術を自然災害や環境、さらに福祉の立場からも考慮して、工学的な面から総合的に扱う専攻です。これらに対応して、大講座の名称を「土木構造・材料学」、「地圏環境・計画学」、「水圏環境・生態学」、「建築構造・材料学」、「建築計画・意匠学」、「建築環境・設備学」としています。

大講座について

土木構造・材料学
(教育・研究分野)
構造解析・鋼構造学、コンクリート工学、鉄筋コンクリート工学、耐震工学
(特徴)
土木構造物の力学特性を、弾性論、塑性論を基礎に解析する手法を学び、さらに、構造物を構成する、鋼及びコンクリート材料の特性及び鋼構造、鉄筋コンクリート構造の力学、構造特性を修得しつつ、これらの構造物の弾性設計、耐震設計へと発展させる技術を教育・研究します。
地圏環境・計画学
(教育・研究分野)
地盤工学、土木計画学、防災工学
(特徴)
土木に関連する各種施設を構築するに際し、その基礎となる地盤の物理的・力学的特性を的確に評価しながら、経済性に十分配慮した施設の利用や配置計画を策定し、さらに地震防災の観点から地域全体の安全システムを確保するための調査、計画、設計の技術を教育・研究します。
水圏環境・生態学
(教育・研究分野)
水理学、水文学、河川環境工学、環境工学、応用生態工学
(特徴)
土木工学の今日的課題である自然環境との調和をはかるため、河川などの水圏環境を中心に、水理・水文学などによって土木事業による非生物的環境の人為的変化を把握した上で、生態学的に野生生物に十分配慮した工法を確立するための技術を総合的に教育・研究します。
建築構造・材料学
(教育・研究分野)
構造解析、鋼構造、鉄筋コンクリート構造、構造材料
(特徴)
各種建築物及びこれらを構成する構造材料の力学的特性を評価して、建築物の構造安全性を踏まえた静的及び動的設計のための技術を教育・研究します。
建築計画・意匠学
(教育・研究分野)
地域計画・都市計画、建築計画・建築設計、建築史・建設技術史
(特徴)
社会を構築する各種設備を文化的総体・生活機能システムとして捉え、歴史的文脈を踏まえ、未来社会における生活空間の創造的提案のために、都市・地域・建築の計画・設計の技術を教育・研究します。
建築環境・設備学
(教育・研究分野)
環境工学、建築設備工学
(特徴)
社会を物理学・化学・生物学的な自然環境及びそれらを有機的に活用する人為的環境の条件にあるトータル・システムとして捉え、新たな社会要求に対応した生活・生産のための建築環境の創造、人にやさしい建築設備を構築する技術を総合的に教育・研究します。

建設システム工学専攻の内容

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